京都市動物園〜蹴上

中途半端な時間が出来てしまったので、ふと思い立って、いつものホテルの食堂から可愛い観覧車がよく見える、あの動物園に行ってきました。あの動物園とは、明治時代に遷都に伴う”手切れ金”のような恩賜金によって、平安神宮京都市立美術館などとともに建設された、日本で二番目に作られた動物園である、京都市動物園のことです。
何十年前の記憶と比べると、随分匂いがマイルドなので、びっくりしたというか、ほっとしたというか、、。動物舎などの配置や造りは、昔とはずいぶんかわっているのでしょうけれど、スケール感自体は、やはり幼稚園から小学校向きでしょうか?通路が鋪装されていないこともあいまって、とてもほのぼのした感じがします。また、今どきの動物園とは違って、ずいぶん、かなり、動物の近くまで寄ることが出来ます。こんなに近づいていいの?てな感じです。カバ舎の注意書にはドキドキさせられますよ。
裏から出ると、疎水に大きな噴水!今の季節は、まだ、アオコか何かに由来する、あの疎水の匂いはしません、、この頃はあまりしないのかなあ?そこから、直接疎水に関する資料館(名前なんだっケ?)に入れます。そんなに昔からあるものではないとおもいますが、、入館無料です。展示内容は建物同様すばらしいです。特に、工事の過程を撮影したモノクロ写真は必見です。どの程度修正しているのかは判りませんが、銀塩モノクロ写真は、画像記録媒体として、本当に優れていることが実感できました。
京都もどんどんかわっていきます。商業施設だけでなく、公共の施設も。そういえば学校の界隈も随分小奇麗にかわってましたなあ。よどみにうかぶうたかたは、ひさしくとどまりたるためしはないのですけれど、その一瞬を切り取った写真というものは、いつの時代になってもその一瞬に戻ることによって全体を俯瞰することのできる有力なツールとして機能できるよう、保存性に優れたものでないとあきまへんなあ。・・・ちょっと強引。かな?