選挙

そういえば、住民票があるところに、選挙の案内が送られてくるなあ。
働いて、給料をもらって、所得税を源泉徴集されていても、くうねるところにすむところがなければ、住民登録をしなければ(あ、そもそも住民登録って、どういう仕組みなんだろ?)、憲法上選挙権があっても、選挙できないことになるのかなあ。
働く意欲があっても、働く場がなくて同時に住む場所もない人には、選挙権が事実上ないわけか。彼等は、日本国民が有する権利(選挙”権”というくらいだから”権利”でしょ)のひとつを確実に行使できないことになるのだから、その時点ですでに、最低限度の生活を営めていないことになる。国は、少なくともその点に関して、国民に対して最低限度の生活を営む権利を行使させしむ義務を怠っている、ことになるのではないかな?
どのくらいはたらいて、どのくらい対価を得るか、ということにたいして、どれだけナイーブでイノセントな原理主義を受け入れたとしても、というか受け入れれば受け入れる程、原理的に平等であるはずの選挙権が行使できないということは、その原理主義の大前提を覆す重大な欠陥ということになりはしないか?
日本国憲法の根本原理(現在の憲法のこういうところに意義を唱える人は少ないと思うんだけど)に立ち返り、プリンシプルを貫いて、国民に無条件で付与されている権利を行使させしむることを、国に対して真っ向から指示できるのは、生まれてから死ぬまでお金の心配をしなくてもよい人だけなのではないだろうか?成り上がりの苦労人には、”恐怖体験”があって、知らず知らずのうちに、既得権益にからめ取られてしまうのではないか?
だからさ、ASOさん、本当の意味でがんばろうよ。一人の政治家だろ。男の矜持だぜ!


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