写真工業

ここ2年程愛読していた雑誌が、休刊になるという。
フィルムカメラクラシックカメラについての知識の源が、休刊になるという。
デジタル技術についても純技術的かつプレーンに取り扱っていた良識の砦が、休刊になるという。


趣味として、道楽として、機械好きとして、光学好きとして、化学好きとして、美術好きとして、そして写真好きとして、カメラ好きとして、、、日本の文化としての大いなる損失。


過去の歴史とその蓄積を、そして現代的技術との融合を、あまねく世の中に広める有効な手段が、雑誌という形態なのだ。
最終号のメーカー広告は、キャノン2ページ、ニコン、シグマ、マミヤが1ページづつ。あれ?記事にしてもらってる、あのメーカーもこのメーカーも、出てこないなあ。


おー、上等やないか。
もう、新品のカメラなんか、誰が買うかっ。
今度買う車は、20年前のベンツにするわい。
自転車は鉄フレームをビルダーさんにオーダー、パーツは新旧シマニョ−ロ、ホイールは手組のチューブラ−で決まりじゃ。
どうせ道楽なんや。もう、いけるとこまで、クラシックなオールドファッションで、いってこましたろやないか。