美学

ロシア人の美学は、日本人とよく似ているのかもしれない。
今回の、オリンピックのフィギュアスケートから感じたこと。


こうすれば、プラグマティックに勝負になるとわかっていても、内なる自分からわき上がってくる表現の美学に抵うことなど、できはしないのだ。
辺境の我々には、中華のルールを、自らの意思で作り替えるなど、思い及びもしないのだから。


絶望的な状況の中で、巨大な敵に立ち向う。
最辺境の我々は、尻尾を振り、靴を舐めることすら、許されなかったのだ。


それ故に、巨大な風車に向かい、絶望的な突撃を試みるほか、術が無い。
散り際の、ものの哀れを、心のひだで、感じるのだ。


奇跡のように、可憐で、浮世離れした、あなたの中に、究極の美を夢見た、辺境の我々。
究極の美の勝利を夢見た、辺境の私たち。


けれどいつの日か、辺境が中華になる日を夢見て、
今日も、竹槍で空を刺す。いつか必ず。


今朝のランニング時間:52'51"09、平均心拍数:168bpm、消費カロリー:759kcal