WiKi

やはり、ですね。省庁のパソコンからのWiKiへの”書き込み”。
ガンダムぐらいは微笑ましいのですが(でも、これがスケープゴートにされそうです)、問題は「自己保身」に繋がるようなもの。個人的か組織的かは問題ではないのです。とはいえ、私もかつてはこれを利用して、情報操作のツールにしようと考えていた事もあるので(当時、周りの皆さんはあまり関心なかったようですが)、国家公務員になる連中もたいしてレベルが変らんなあ、という思いもあったりします。問題なのは、前述の自己保身的行動とともに、”官が教え導く”というような思い上がった感覚とそれを支える官主主義的社会構造にあるのでは?
そう、我が国における「法令」の構造は、まさに”官主主義”を裏付けるものであるといって過言ではないでしょう。


件のWiKiから引用すると、


法律:
国会の議決により成立する成文法の一形式。例外として、地方自治特別法(一の地方公共団体のみに適用される特別法)は、国会の議決のほか、その地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意が必要。 成立した後、主任の国務大臣が署名し、内閣総理大臣連署して、天皇が公布する。
命令:
行政機関が制定する成文法の総称。法律の範囲内において定められる。 政令、府令、省令、規則、庁令の5種がある。


とあります。
法律に少しでも触れた方は判ると思うのですが、”法律”にはこまごました事はかいてありません。結構、高邁な、すばらしいものだったりもします。
それに対して、政令以下は、行政機関が制定するんです。”一般の”国民の手(目)の届かないところで、実際の運用細目が”決定”されるわけです。法律の運用が厳しくなったり、緩くなったり、っていうのは、まさに”法律上”、官僚の胸先三寸、というところでしょうか?そういう親戚がいれば、セルシオでもなんでもあげたくなるっちゅうわけですね。通常の”遵法手段”では、紳士的な人を議員に選んだのでは、意見が届かないんですよ。


この”美しい”我が国のあり方って、どうよ?