違法(不正)改造

ある島国の人々は、お上からあれやこれやと規制されるのが大好きでした。
そんなバカな国民の為に、そして自分たちの虚栄心を満たすため、そして様々な利権を得るために、お上はせっせせっせと新しい法律や施行規則を作り、下部機関への通知を連発します。
自動車やオートバイはもちろんのこと、歩行者にまで様々な規則を作りました。nikeのスニーカーにadidasの靴ひもをつけるのも、もちろん”違法(不正)改造”です。設計基準が異なっているので事故を起こす危険性がある、ということなのです。そのような改造を黙認した靴屋は、営業停止の”行政処分”を受けてしまいます。
違反の摘発は、民間依託されており、反則金の3割が摘発会社(もちろんお上の天下り先です)の収入になります。そんなバカげた世の中なのですが、大多数の国民は「行政が安全を守ってくれている」と信じ、というかマスコミを巧に使った集団催眠により、日々お上に感謝しながら搾取・蹂躙されていました。
ある日、お上はふと気がつきました。あれ?自転車は野放しだったなあ。きっちり”指導”してあげれば、国民も”我々”も幸せになれるのに、と。
さすベ−やバカでかいサンバイザーの類いは与党の支持母体関係で今後ややこしくなるかもしれないけれど、スポーツ用自転車とかいう競輪自転車みたいなやつであれば規制法はつくれるな。、、、よし、今度はそれでいこう。


こうして、通称「自転車車両安全法」が立案され、例によって混乱する国会を難無くスルーし、無事施行されました。
町の自転車屋さんには、でかでかと啓発ポスターはられています。
その一部を抜粋すると、、

  • 変速機を含む駆動系一式は、同一のメーカーで無ければいけません!(通称シマニョ−ロは、違法(不正)改造として処罰の対象になります)
  • 異なるメーカーの駆動系部品を連動させるという”いかがわしい”部品の使用は絶対やめましょう!(法律で使用が禁止されています)
  • MTBと登録されている自転車に、ドロップハンドルを装着してはいけません。

等々


今日の最高速:37.6km/h、平均速度:22.3km/h(ATモード)
あ、この間の国会で、自転車の最高速は20km/hと決まったんだったかな?